全国ダブル クロバット+メガサーナイト
シーズン3ダブルレートで使用していた構築です。
最高レートは1965、当時のPGLランキングで10位前後までいきました。
あまり勝てなくなってきたのと、使い飽きてきたので公開することにしました。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
クロバット | 黒いヘドロ | ブレイブバード | 怒りの前歯 | 挑発 | 追い風 | 精神力 |
サーナイト | サーナイトナイト | ハイパーボイス | サイコショック | 凍える風 | 守る | トレース→フェアリースキン |
ガブリアス | 拘り鉢巻 | ドラゴンクロー | 地震 | 岩雪崩 | 炎の牙 | 鮫肌 |
ウォッシュロトム | オボンの実 | ハイドロポンプ | エレキネット | 鬼火 | 守る | 浮遊 |
キリキザン | 命の珠 | 叩き落とす | アイアンヘッド | 不意打ち | 守る | 負けん気 |
ゴウカザル | 気合の襷 | インファイト | オーバーヒート | 猫騙し | ファストガード | 猛火 |
概要
まずメガサーナイトを使いたいと思って構築を組み始めた。メガサーナイトを使う上でその微妙な素早さが壁となってくるので、S操作兼サポートとしてクロバットを採用した。
もう一体のS操作要因としてエレキネットが使えるウォッシュロトムに注目した。
サーナイトが苦手とするファイアロー・ヒードラン・ランドロス等に強く出られるのが偉い。
次に攻撃面で相性が良くファストガードにより先制技のケアができるゴウカザルを採用。
ここまででクレセリア・ギルガルド・ニンフィアへの打点が不安だったのでキリキザンを投入。
最後に電気の一貫性を切ることができ、S操作と相性のよい鉢巻ガブリアスを採用した。
序盤からS操作を絡めて上を取って高火力で押していく非常に攻撃的な構築になったと思う。
また以下の記事を参考にさせていただいたので紹介する。
・【全国ダブル】ゴウカザル+メガサーナイト
以下個別解説
- クロバット@黒いヘドロ
191(244)-110-100-*-114(108)-187(156)
ブレイブバード/怒りの前歯/挑発/追い風
・C172Fロトムの10万耐え
・+1バンギラス抜き
主に先発で出し、追い風サポート、前歯による火力補助、挑発による展開阻止を任せる。
案外耐久はあり、一致弱点でなければわりと色々耐えてくれる。
精神力で猫騙しによる妨害を受けないのが非常に偉い。
ただ、先発に出されやすいボルトロス・マニューラなどに弱いので注意が必要だった。
持ち物に関しては、出来るだけ長生きできるようにヘドロが有用だと感じた。
一致弱点+隣の攻撃を耐えられるように半減実を持たせるのも一考の余地があるかもしれない。
- サーナイト@サーナイトナイト
175(252)-*-87(12)-209(36)-156(4)-146(204)
ハイパーボイス/サイコショック/凍える風/守る
・C222メガゲンガーのヘドロ爆弾耐え
・A146珠ファイアローのブレバ最高乱数以外耐え
・最速80族抜き
構築の軸であり、圧倒的火力で相手パーティの壊滅させる歌姫。
このポケモンで殴り勝つことがコンセプトであるのでSに多めに振りつつ、最低限の攻撃を耐えるように調整した。
Cには振らなくても十分な火力が出る。
クレセをカリガリと削っていく姿は圧巻だった。
技構成はメインウェポンのハイパーボイスは確定、となりにS操作させている間を凌ぐ守るも必須、
自身もSを下げることができ、ランドロス、竜相手に良いダメージを入れられる凍える風、
最後の枠はニンフィア・メガフシギバナ・モロバレル等への打点となるサイコショックとした。
キネシスだとニンフィアに殴り負けることになる。あいつ強すぎると思います。
- ガブリアス@拘り鉢巻
183-182(252)-116(4)-*-105-169(252)
ドラゴンクロー/地震/岩雪崩/炎の牙
遂行速度の早い鉢巻ガブリアス。
予想外の火力で判断を誤った相手を1キルすることも少なくなかった。
電気の一貫性を切ると銘打ってはあるが、ボルトロス・ライボルトには上から殴られるので若干選出しにくかった感はあった。
また、高レートになるとクレセリア・ランドロス・マリルリあたりが増えてきて選出回数はあまり多くなかった。
ただ選出すると仕事はこなすし、上記のポケモンを呼ぶので選出を読みやすくしてくれてたのかもしれない。
技は前3つは定番、最後の枠に構築内でナットレイへの打点の少なさが気になったので炎の牙を入れた。
- ウォッシュロトム@オボンの実
157(252)-*-145(36)-134(68)-128(4)-125(148)
ハイドロポンプ/エレキネット/鬼火/守る
・A194メガガルーラの猫+恩返し耐え
・最速バンギラス抜き
ほとんど目にすることがないであろうエレキネットを採用したウォッシュロトム。
10万ボルトが無いことでファイアローをワンキルするためにドロポンを打たなければならなかったり、
マリルリへの遂行が遅くなる等デメリットはあるがそれを上回る性能を見せてくれた。
相手からするとエレキネットは予想外のようで高速低耐久の連中のSを下げて上から殴るという流れがよく決まった。
また、Sにかなり努力値を割いているおかげて中途半端なSのポケモンの上から鬼火を巻くことができる点は偉い。
このポケモンを使う上で言えることだがやはりネックとなるのは命中不安か。
特にこの構成の場合、ダメージソースがドロポンになるので普段以上にそれを感じた。
- キリキザン@命の珠
141(4)-194(252)-120-*-90-122(252)
はたき落とす/アイアンヘッド/不意打ち/守る
・1↑不意打ちでB4ボーマンダを確定
・1↑不意打ちでH4霊獣ランドロスに94.5%〜112.1%
・はたき落とすでH252ギルガルドに98.2%〜116.7%
威嚇連中を牽制できる物理打点としての採用。
はたき落とすの使い勝手が素晴らしく、ギルガルドを高乱数で落とせる火力は魅力的だった。
こいつがいることでランドロスが初手に選出されにくくなるのは実感できたので後発に置くことが多かった。
Sに振り切っているのでこいつもS操作の恩恵を受けやすくなっている。
技構成はこの4つで安定だろう。けたぐりがほしい場面もなかった。
- ゴウカザル@気合の襷
151-138(108)-81-143(148)-91-176(252)
インファイト/オーバーヒート/猫騙し/ファストガード
・猫+インファでH4メガガルーラを確定
猫ファスガでとなりをサポートしつつ炎+格闘の範囲で圧力をかけていけるポケモン。
ガルーラを初手に出されやすいのでそれを縛れるのは優秀だった。
ファスガにより悪戯心連中の妨害を阻止できる点も非常に偉い。
努力値振りは以前命の珠を持たせていた時の流用なので特に明確な仮想敵はいないが不便に感じることはなかった。
Bダウンの性格で使用しているのは後出した時に半減で受ける特殊技や熱風等のダメージをできるだけ減らしたかったため。
B方面はタスキで受けて、先制技はファスガで防ぐので割り切った。
技構成に関しては、炎技がオバヒか熱風かで割れるところだと思うが、今回はオバヒを採用した。
理由としてサーナイトと並べることが多いのでメインが双方全体技なのを嫌ったのと、出来るだけ瞬間火力が出るほうが良かったため。
非常に使い勝手がよく、おそらく選出率はナンバーワンだった。
総括
いかににSを操作して殴り勝つかを考えて回していた構築で使っていて非常に楽しかった。
環境で最も多いと思われるガルーラへの打点が足りなかったのは構築として欠陥点だったかもしれない。
またSの遅いポケモンがいないのでトリル展開への対策がクロバットの挑発しかなく、選出段階でかなり読みを強いられたのは辛かった。
ただ、サーナイトは好きなポケモンだったのでそれを軸にしてなかなかに強い構築が組めたことに満足している。
全国ダブルを始めて2つ目に組んだ構築で、前回も追い風を絡めた構築だったので次はトリル軸で組んでみたいと考えている。
そろそろカロスダブルが終わり、全国ダブルの人口も増えてくると思うので少しでも参考になれば幸いである。
質問等あればコメントにてお願いします。