クレッフィ軸壁構築
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
クレッフィ | 光の粘土 | イカサマ | 電磁波 | リフレクター | 光の壁 | 悪戯心 |
ゲンガー | ゲンガナイト | ヘドロ爆弾 | シャドーボール | 挑発 | 道連れ | 浮遊(影踏み) |
ガブリアス | ゴツゴツメット | 地震 | ダブルチョップ | 岩雪崩 | 剣の舞 | 鮫肌 |
サーナイト | 風船 | ムーンフォース | サイコショック | 鬼火 | アンコール | トレース |
ルカリオ | ルカリオナイト | インファイト | バレットパンチ | 神速 | 剣の舞 | 精神力(適応力) |
ウルガモス | ヤタピの実 | 虫のさざめき | 大文字 | 蝶の舞 | 身代わり | 虫の知らせ |
5世代の頃から強かった壁貼りからの積み展開の構築がクレッフィという優秀な壁貼り要因が登場したことによってさらに使いやすくなったのではないかと思い組んでみました。積み要因にメガシンカすることで多くのポケモンの上を取り高火力一致技を打ち込めるルカリオ,特殊積みポケの代表格とも言え,「虫の知らせ」の登場でさらに抜き性能が向上したウルガモス,万能で今の環境とても動きやすいガブリアスを採用しました。補完としてトレース・アンコール・鬼火で後続を補助し,罪の起点を作ることができるサーナイト,ヌオー入りが非常にキツイので逃さずに狩ることのできるメガゲンガーを組み込みました。初期はゲンガーの枠がフワライドだったのですが,回避系へのメタが強くなってきたと感じたのと,どうしてもフワライド頼りの選出になることが多く,使っていて楽しくなかったのでプレイングで可能性を広げられるゲンガーに入れ替えました。
シングルレートで最高2120到達,一瞬ですが10位になり1ページ目に載ることができました。
2000を超えてから一度も1900代に落ちたことはなかったので非常に安定した構築といえるのではないかと思います。
以下個別解説
クレッフィ@光の粘土
164(252)-*-121(76)-*-143(180)-95/穏やか
イカサマ/電磁波/リフレクター/光の壁
構築の軸であり潤滑油的存在です。その性能はもはや説明不要だと思います。クレッフィはガブリアスの地震耐えに調整しているが多いかと思いますが,このクレッフィはメガリザードンYの晴れ大文字耐えにしています。ガブリアスに関しては後述のゲンガー・サーナイトで十分に対処できるため,先発で出されやすいリザードンに対して壁+電磁波と動けるようにしています。技のラスト1枠に関しては,挑発された際に何もできないのは話にならないし,ハッサムやガブリアスが悠長に積んできた際に打点を持てるようにイカサマを採用しました。
ゲンガー@ゲンガナイト
149(108)-*-80-169(148)-95-178(252)/臆病
メガシンカ後:149-*-100-209-115-200
ヘドロ爆弾/シャドーボール/挑発/道連れ
第6世代でフェアリー登場により相対的に強化されたポケモン。メガシンカすることでその火力と素早さから多くのポケモンを縛ることができます。受けループ系統のパーティがキツイので受けのパーツを挑発道連れを絡めて狩ることで裏のポケモンの通りをよくすることができます。技はメインウェポンの2つでかなりの範囲をカバーできるため,受けポケモンやフワライド等面倒なポケモン達を詰ませる挑発,逃さずに相打ちに仕留められる道連れを採用しています。調整に関しては,メガシンカ後にガブリアスの逆鱗を耐えられるようにHに割きましたこうすることで対面もしくは地震読みで現環境多いと思われる襷・ラムガブリアスに勝つことができます。火力はCぶっぱでなくてもシャドーボールでガブリアスを高乱数2発,マリルリをヘド爆で確定と十分な数値が確保できてきるので良いのではないかと思います。
ガブリアス@ゴツゴツメット
183-182(252)-116(4)-*-105-169(252)
地震/ダブルチョップ/岩雪崩/剣の舞
ラティオスやボルトロスがいない現環境非常に動きやすいポケモンです。先発で出し負担をかけていく,壁から積んで全抜きを狙う,ゴツメ鮫肌で削りにいくと過労死必至なパーティの核。竜技が逆鱗でなくダブルチョップなのはフェアリーやギルガルドが多い現環境で逆鱗の固定は動き辛いためと,HBグライオンに対しても剣舞1積みで身代わりを確定破壊できるためです。ルカリオがグライオンで完全に止まるため,物理の片ピースであるこちらが突破手段を持つことは重要だと考えました。岩雪崩はトゲキッス・ギャラドス等浮いた連中への打点で命中もあり最悪の場合にひるみを狙えるのも評価して採用しています。ゴツゴツメットは若干重めなファイアロー・ギルガルド・マリルリ・ギャラドス等へのダメージ蓄積を狙っています。が、ラムや珠なんかでも良いかもしれません。
サーナイト@風船
175(252)-*126(236)-145-130-103(20)/図太い
サイコショック/ムーンフォース/鬼火/アンコール
フェアリーが追加され対竜性能が非常に向上したサーナイト。このパーティではさらにBにかなり厚くし,風船を持たせてガブリアスをほぼ完全に見られるようにしています。風船を見せると大体は引いてくれるので裏に鬼火を入れたり負担をかけたりで対戦を有利に進められます。また,トレースがとても優秀な特性で偶発対面でギャラドス・クチート等の威嚇、後出しからでも蓄電などをトレースして無償降臨したりとかなり柔軟に動くことができます。ムーンフォースを得たことで鋼以外にほぼ等倍をとれる攻撃範囲を得たことも大きいですね。超技がサイコショックである理由は超技を打ちたい相手がフシギバナ・トゲキッス・ゲンガーなどのB側が低い相手が多いためです。威力自体はムーンフォースが強いのであまりサイコキネシスを撃たなかったというのもあります。とにかく,風船サーナイトは現環境トップメタのガブリアス対策になかなかいけてると思うので一度使ってみてはいかがでしょうか?
ルカリオ@ルカリオナイト
146(4)-162(252)-90-*-90-156(252)
メガシンカ後:146-197-108-*-90-180
物理の積みエースです。メガシンカすることで110族をも抜けるSと適応力を得て,優秀なアタッカーとなります。風船サーナイトと相性補完が優れているためサーナイトが弱点で受けた技をアンコールしてつないだり鬼火で火力低下させ起点にしたりといった動きが期待できます。技構成に関しては,インファ・剣舞が確定でサブウェポンに悩むところだと思います。このルカリオはフェアリーに撃て適応力補正を受けるバレットパンチとファイアローを上から叩ける神速を選択しました。この構成ではギルガルドやヤドランが割とどうしようもありませんがそれらは,後述のウルガモスで起点にすることにしています。大抵の場合は舞ってインファイト打っとけば強いです。実のところ格闘技は跳び膝蹴りにしたかったのですが,遺伝を忘れていたため泣く泣く断念しました。跳び膝蹴りであればガブリアス・エアームドへの乱数がかなり変わり,耐久低下もないためはずさない自身のある方は飛び膝を推奨します。
ウルガモス@ヤタピの実
161(4)-*-85-205(252)-125-152(252)/控えめ
虫のさざめき/大文字/蝶の舞/身代わり
特殊の積みエースです。夢特性の虫の知らせを得て,身代わりでHPを調整し高火力さざめきを撃つという芸当が可能となりました。蝶舞1回+ヤタピでガブリアスやHDバンギを1撃で落とすことができます。このHPを減らしてから攻撃に移るスタイルは壁構築と非常に相性が良く,また流行りのギルガルドやフシギバナ等を起点にできるため強いポケモンだと感じました。一度いばみがヤミカラスにボコられたときにラムにしようかと思いましたが,ヤタピが楽しいのでこのままにしています。クレッフィやニャオにクスも起点にできるのでラム身代わりも非常に優秀かと思います。
レートがいつ再開するかわかりませんが,ムーバー解禁までにこれ以上強い構築は作れないと判断したので公開することにしました。
壁構築信者としてはライコウの解禁が待ち遠しい限りです。